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	■コラム

コラム-鹿瀬島

鹿瀬島正剛
Seigou KASEＪＩMA
・昭和42年8月8日生
・早稲田大学政治経済学部卒
・平成１2年弁護士登録
・熊本県弁護士会において,子どもの人権委員会
,消費者問題対策委員会,法教育委員会に所属
・熊本県消費生活審議会審議委員
・熊本県弁護士会副会長（平成２２年度）

★過去のコラム★
　H18年　3月まで/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
　H19年　1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
　H20年　1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
　H21年　1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
　H22年　1月/2月/3月/4月/5月

　平成２２年６月２５日（金）

　（司法修習生給費制維持問題その２）

　みなさ～ん！
　寝不足ですよね？？

　日本頑張りました(^_^)v

　感動したのは，３点目のゴール。

　「本田圭佑」選手の岡崎への絶妙なアシスト。

　日向小次郎を彷彿とさせる猪突猛進型のプレーヤーが，最高のバイプレーヤーとなり試合を演出(^_^)v

　感動的なシーンでしたね・・・。

　次の「パラグアイ」戦も勝って欲しいですね(^_^)v

　ここからが本題。

　前回から引き続き
　　「司法修習生給費制
維持」問題についてお話しします。

　前回は，司法修習生が何なのか？ということについてお話ししましたが，
今回は・・・。

　②　給費制が廃止されたら何が問題なの？（その１）

　まずは，「お金」の問題。

　現在，「裁判官」「検察官」「弁護士」を目指す人たちは，大学を卒業した後，「法科大学院（ロースクール）」というところで，２年から３年の教育を受け，その後，「司法試験」を受けることが通常です。

　しかし

　この法科大学院への志願者は年々減少しています。

　それは何故か？

　理由の一つは，法科大学院の費用が多額で，働きながら学校に通うのは事実上不可能なので，生活費も含めたお金を，
「奨学金」という形で借り入れている人が大半です。

　最近の調査で，現在修習している第６３期の司法修習生の法科大学院在学時の奨学金の借り入れの平均額は
約３１８万円だということです。

　これに加えて

　司法修習生時代の費用を借り入れるとなると・・・。

　合計６００万円くらいの借金を背負って，実務家デビューするということになってしまうわけです・・・。

　そうなると・・・。

　お金持ちの家の人しか法曹家を目指せない！

　なんてことにもなりかねません・・・。

　今の時代だったら，ボクも弁護士を目指せなかったかもしれません。

　弁護士ってお金稼ぐんだから，すぐ返せるんじゃ？？

　そう思われる人も多いと思います・・・。

　しかし

　どの業界でも同じですが，最初からすぐにお金を稼げるなんていう甘い世界ではないんです・・・。

　借金を返さないといけない状況で，依頼者が目の前に札束を積んで，違法スレスレのことを頼まれたとしたら・・・。

　このお金を受け取らない確信がありますか？？

　ボクにはありません。

　「貧すれば鈍する」

　こういう事態に陥らないようにしなければならないのです！

　次回は，もっと大事な問題点を書きたいと思います。

　★　春のＧ１最終戦（宝塚記念）　★
　ファン投票で選ばれた精鋭１８頭。
　１つくらいは当てたいんですが・・・。

　本命
　５⑩「ジャガーメイル」

　対抗
　１②「アーネストリー」

　では，では(^_^)v　

　平成２２年６月１８日（金）

　（司法修習生給費制維持問題その１）

　最近ボクが弁護士会の副会長として，メインで取り組んでいる課題。

　それは・・・。

　　　　　　「司法修習生
　　給費制維持」問題

　ボクは，熊本県弁護士会の
「司法修習生給費制維持対策本部」の事務局長を仰せつかっております(^_^)v

　それって何？？

　一般の方には殆ど知られておりませんが，とても重大な変化が起ころうとしているのです・・・。

　このテーマについては，何度かに分けて詳しく説明したいと思います。

　まずは・・・。

　①　「司法修習生」って何？というところから・・・。

　日本の司法制度の担い手とされているのは，我々弁護士の他に，裁判官と検察官（この三者を「法曹三者」と呼びます。）
　
　これらの職業のどれかになるためには，司法試験という試験に合格するだけではダメで，司法修習という実務家になるための訓練を受けなければなりません。

　そして，司法修習期間の最後に行われる試験（司法試験の後にもう１回受ける試験なので「二回試験」と呼ばれています。）に合格して初めて，法曹三者のどれかになれる資格を与えられるのです・・・。

　この司法修習生の期間は，法律実務に関する広い知識や技法のみならず，国民の権利に直接関係する法曹として求められる高い職業意識や倫理観の修得を叩きこまれます。
　（弁護士になってもうすぐ１０年ですが，修習生の時に指導教官から教えられた教えられた一言を今でも思い出します。）

　司法修習生は普通の学生ではないのです！

　普通，勉強を教えてもらう学生さんは，特待生とかでない限り，自分でお金を払って学校に行きますよね？

　ところが

　司法修習生は，国から給料を頂いて，勉強している身分なのです！
　（お金を頂くことを「給費制」といいます。）

　それって恵まれてるんじゃ？？

　そう思われるのももっともです。

　ただ

　お金をもらって勉強させてもらう以上，
　　　　　　　　「勉強＝仕事」
なのです。

　だから

　司法修習生には，全力で修習に専念すべき義務（修習専念義務）が課されており，立場は公務員と同じですから，バイトや副業をすることは禁止されていますし，この約束を破れば，司法修習生の地位を剥奪されることもあります。

　ところが
　平成１６年の裁判所法改正により，今年の１１月１日から，この給費制が廃止され，必要な者に生活資金を国が貸与する制度（貸与制）が実施されることとなっています。

　これが大問題なのです！

　何が大問題かについては，次回のコラムで・・・。

　では，では(^_^)v

　平成２２年６月１１日（金）

　最近更新が滞り気味で，いろんなところでお叱りを受けております<(_ _)>

　先週の日曜日

　毎年恒例の
「法曹ソフトボール大会」
がありました。

　裁判所・検察庁・弁護士会・司法修習生の４者で，懇親を兼ねてソフトボール大会をするという企画。

　どれくらい前から行われているのかは，分かりませんが，長～い歴史のある企画であることは確かです。

　ここ数年，弁護士会が連続で優勝しております(^_^)v

　まあ，野球部の連中が出場しているので，当然といえば当然の結果なんですが，本来の企画の趣旨である「懇親」ということも忘れてはなりません・・・。

　何故か，毎年，ボクがピッチャーをやらせております(^_^;)

　　　　　　　　

　今年は，ひとつの楽しみが・・・。

　裁判所チームにボクの宿敵が・・・。

　平成２１年３月１０日のコラムで，「シャレJ」として紹介した，熊本地裁刑事部の「柴田判事」そのひとです(^_^)v

　何故か，柴田判事も毎年ピッチャーをされておるのです・・・。

　頭よくて

　おシャレで

　運動神経抜群

　そりゃねぇだろ？？

　という庶民の気持ちを背中にしょって，闘いに挑みました！
　（ボクは弱点も知ってますが，ここでは書けません(^o^)）

　予想どおり，決勝戦で，柴田判事と投げ合うことに・・・。

　裁判所チームの先攻で始まった決勝戦。

　最初の打者は，なんと，「柴田判事」

　まあ，様子見ということで，ボール球を投げたところ・・・。

　「カキーン」という音とともに，ボールは外野を越え，裁判官とは思えない軽快な走りでベースを駆け抜ける柴田判事。

　先頭打者ホームラン！

　なんだそりゃ？？

　弁護士会チームに火をつけてしまいましたね・・・。

　試合は，シーソーゲームとなり，延長戦へ突入。

　ツーアウト，ランナー１人。
　弁護士会２点リードの場面。

　打者は，か弱そうな（ホントはか弱くない？）女性裁判官。

　そして，次の控える打者は，「柴田判事」

　ここで勝負を決めてしまっては面白くない。

　ボクが採った作戦は・・・「敬遠」

　ツーアウト，ランナー１塁・２塁。
　点差は２点。
　一打サヨナラの場面。

　否応もなく会場は盛り上がります・・・。

　法廷と変わらぬ厳しい顔で左バッターボックスに入る
「柴田判事」
（どうせ，頭の中は，逆転サヨナラホームランを打って，拍手喝采を浴びる自分の姿を思い浮かべているんでしょ？？）

　ボクは，外角一杯に渾身のストレート（超スローボールです(^_^;)）

　「柴田判事」の鋭いスイングが白球を捉えました・・・。

　観客全員の眼が，ボールの行方を追います・・・。

　ボールが飛んで行った先は・・・。
　　　　　　　　　　　　　　↓
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　「サードへのファールフライ」

　またもや弁護士会チームは優勝してしまいました(^_^)v

　　　　　　　　　　　

　絶好の機会をお膳立てしてあげたのに・・・。

　「柴田判事」くらいの人でも，緊張して凡ミスするんだ～

　庶民の気持ちも納得(^o^)

　みなさ～ん。
　「柴田判事」は，庶民の気持ちもよく分かる裁判官ですよ～。

　安心して，裁判員裁判にお越しくださいませませ。

　では，では(^_^)v


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